私が就労している場所は世間的には衛生的であろう場所の一つ【病院】病院だからと言って、どこもかしこも綺麗にしているかと言うとそうでも無いのが現状。
特に医師がいる医局は決して綺麗な状況とは言えない。本や書類などが机に山のように積んであったりパソコンの側で飲食している為か食べかすがパソコンのキーボードに挟まっていたりする。
また白衣の天使と世間では言われている方々も決して綺麗好きな方ばかりでは無い。
(綺麗好きな白衣の天使さんもいます)
仕事柄、多忙で患者さんの対応に追われてしまい整理整頓が後回しになってしまってどこに何があるか分からなくなり常に探し回っている白衣の天使もいる。
そんな中で数年前から院内の中で【5S活動】と言う物が始まった。この5活動と言う物が聞きなれない方もいるかと思うので一つづつ説明をして行こうと思う。
もくじ
5Sとは
人生において、一番無駄な時間は物を探す時間だ。と仕事がが出来る人は言う。確かに探し物に費やす時間を減らせばその分、仕事を行う事が出来るので、時間効率は良くなる。
その為には常日頃から片付けを行い、どこに何が置いてあるか把握できる環境と整える事が必要である。それを行って行きましょうと言うのが【5S活動】5つのSは整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)の事である。
けっして料理のさしすせそ砂糖・塩・酢・醤油・みその事では無い。
整理
いるものを残し、いらないものを捨てること 分別すること。
いわゆる断捨離。使わない物をいつまでも持っていて「いつか使うかも知れないから取っておこう」的な考えはNGである。
使うかもは捨てて、使う物だけを残す。そうすれば、使える場所が増え空間に余裕ができる。物があればあるだけ片付ける事が大変になるので、使わない物は捨てる。
これが一番の基本になってくる。
整頓
いるものを取り出しやすくするために、ラベリングすること 明示すること。
どこに何があるか一目で分りやすくすること。テプラ等で番号を振る事も良い。ファイルなどの管理をする際、1番のファイルは1番と記載した場所に置くと言うルールを決めて、そこに物が無ければ一目で分るようにしておく事が大切。
清掃
掃除をすること 行動すること 清掃即行動。
定期的に掃除を行っているかの表の作成などが効果的。
職場であれば、どこの場所は誰が担当で掃除をするかを決めておく事が重要。担当制にする事により、意識が向上する事と汚ければ担当者に掃除をするように伝えられる事がメリットである。
清潔
きれいな状態を保つこと 整理、整頓、清掃の3つを維持すること。
5Sを始める際にまずは整理・整頓・清掃の3Sができるようになる事。そしてそれを続ける事が重要。だれしもが3日坊主になってしまう傾向にある為、これを続ける事が大事である。
躾(しつけ)
これらを習慣にすること。
5Sの中で一番重要で一番大変なのが躾(しつけ)である。今まで行っていなかった事を習慣化する為に5Sをやらなければいけない雰囲気を作ったり、まずは誰かが率先して行って行く事により周囲も変わって行く。
かと言って今までやっていなかった人なのだから、「なんでそんな事しなければいけないんだよ」「めんどくさい」などの声が最初は上がる事だろう。それを乗り越えて、そのような人が自分から5Sの活動を行った時に5S活動が終焉を迎え、だれが何も言わなくても綺麗な環境で過ごせる事になる。
まとめ
私の職場で5Sを始めて約3年が経つ。しかしいまだ5Sまでは至っていない。今の所3S位までは何とか辿りついたかと思われるが、最期の躾には至っていない現状だ。
誰も何も言わないでも、常に清掃を心掛けて探し物に掛ける時間を減らす事により、時間効率や仕事の作業効率がUPする事は経験上間違いないと感じる。しかし、それまでの道のりは決して楽では無いが、継続して行く価値は高いと感じる。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。